2016年11月3日木曜日

ラストシーズンに懸ける想い Part.10

合宿所便りをご覧の皆様、こんにちは!

いよいよ明治大学との試合まで残すところ3日となりました。応援してくださっている皆様のお気持ちに応えるためにも、部員一同引き続き残りの日々を充実させて過ごしてまいります。

さて、今回は前3の堀切厚輝・松岡大介・吉田傑の3名のラストシーズンに懸ける想いについてのインタビューをお送りいたします。

<堀切厚輝(PR・國學院久我山)>

ーラグビーを始めたきっかけ
兄(堀切輝一さん・平成19年卒)の影響です。私が5歳の時に、それまでサッカーをやっていた兄が家の近くの世田谷ラグビースクールに入った際に一緒に入りました。高校に入学するまでお世話になった世田谷ラグビースクールには当時、青井(3年・SO/CTB)や丹治(2年・FB)であったり現在他大学のAチームで活躍している選手が多く在籍していたこともあり、高いレベルでラグビーをするのが楽しくて仕方がなかったです。

ー塾蹴球部に入部を決意した理由
父(堀切克俊さん・昭和53年卒)が蹴球部出身で且つ普通部の監督をしていたこともあり、幼い頃から慶應ラグビーには慣れ親しんでいました。日本一になった時の試合もよく見ていましたし、早慶戦も毎年見に行っていたので蹴球部で活躍することに憧れをずっと持っていました。

ー4年間で転機となった出来事
昨年アキレス腱を損傷する怪我をしたことです。手術をし、長期間のリハビリを余儀なくされることになったので、自分のラグビー人生の中で初めての大きな怪我だったと言えます。
今までグラウンドでラグビーをすることがスキル上達に一番大事だと思っていましたが、リハビリ中の地道なウエイトトレーニングを通して全てのことをひとつひとつちゃんとやることで力がつくことを再認識できました。この期間でいろいろと自分のラグビーに対しての態度について見つめなおせたと思います。

ー今、伝えたいこと
Aチームで出場した経験とリハビリでメンバー外になった経験の両方を通じて思ったことは、出場するメンバーには大きな責任があるということです。Aチームの23名にはメンバーに選ばれなかった部員が納得するプレーを常にし続けてほしいと思います。

ーラストシーズンに懸ける想い
昨年本当に悔しいタイミングで怪我をしてしまったため、なるべく早く復帰をして試合に出場してプレーでチームに貢献したいと思います。皆で最後に笑って悔いのないように終わりたいです!

<松岡大介(HO・小倉)>

ーラグビーを始めたきっかけ
姉も小倉高校に通っており、入学前から「ラグビー部がかっこいいから入りなよ!」と勧められていたことがきっかけです。

塾蹴球部に入部を決意した理由
そもそも大学でラグビーをやるかどうかを迷っていた際に小倉高校の先輩で尊敬する川原健太朗さん(平成27年卒)からお電話をいただき、「一緒にラグビーをしよう!」という川原さんの一言で慶應を目指すことを決意しました。

ー4年間で転機となった出来事
昨年卒業された佐藤耀さん(平成28年卒・現NECグリーンロケッツ)と2番のポジションを争った経験です。昨年まで自分のラグビーのモチベーションは耀さんを超えることでした。スロー自主練をする際には『耀さんよりも多い本数を投げる』など、何かをする際には『耀さんより多く』という基準を持って行動していました。この必死に食らいついた経験は今の自分の力になっていると思いますし、今では純粋にチームのために頑張ることが出来るようになりました。耀さんには本当に感謝をしています。

ー今、伝えたいこと
今までいろいろと支えてくれた両親には感謝の気持ちで一杯です。今まで、他のことを何も気にせずラグビーに集中できてこれたのは両親のおかげです。

ーラストシーズンに懸ける想い
先日の帝京大学戦でスクラムターンオーバーを何度か達成できたことで初めて全体集合の際に”前3のおかげで”と褒められたことが本当に嬉しかったので、次の試合でも前3から相手を圧倒していきたいと思います。
全試合に出場して活躍できるよう、これからも頑張っていきます!

<吉田傑(PR・慶應志木)>

ーラグビーを始めたきっかけ
志木高ラグビー部の先輩方に勧誘をされ、榎本(4年・PR)と見学をしに行ったのがきっかけです。中学の時は卓球部でしたが、体をぶつけ合った激しいラグビーの練習は楽しそうに思え、高校からは部活をちゃんとやろうと決めていたこともあり入部をすることにしました。

塾蹴球部に入部を決意した理由
高校3年の時に埼玉県の準決勝で深谷高校に大敗を喫し引退が決まったのですが、その試合の中でスクラムでターンオーバーが出来たことに手応えを感じていました。
自分の力が大学でも通用するのか試してみたいという気持ちがあった上、ラグビーを続けるのであれば厳しくても整った環境で続けた方が良いと考え、入部を決意しました。

ー4年間で転機となった出来事
大学1年次に3ヶ月で20kg増量したことです。入部した当時75kgしかなかったのですが、外部出身の堀切や松岡のような同じポジションの同期の大きさ・スキルの高さに圧倒されると共にとても焦りました。まずは体格で追いつかねばと食事とウエイトトレーニングに力を入れたことで、大幅な増量に成功することができました。

ー今、伝えたいこと
不器用でプレーで迷惑をかけたことがたくさんあったけれど懲りずに練習に付き合ってくれた同期のみんなにありがとうと言いたいです。また自分のラグビーの基礎を教えてくれた恩師である志木高ラグビー部の顧問の竹井先生にも感謝しています。

ーラストシーズンに懸ける想い
残り少ないシーズンとなりましたが、最期までAチーム入りを諦めずに頑張っていきますので応援宜しくお願いします!



次回のインタビューもどうぞお楽しみに!

慶應義塾體育會蹴球部