2017年9月28日木曜日

チームダイアリー〜ラストシーズンに懸ける想い Part3〜

合宿所だよりをご覧の皆様、こんにちは!
今週末には関東大学対抗戦第二戦、成蹊大学戦が控えております。今シーズン初の秩父宮での試合となりますので、ぜひ皆様お誘い合わせの上会場に足をお運びいただけましたら幸いです。

チケットの残数はまだございますので、購入をご希望の方は弊部合宿所までご連絡ください。
蹴球部合宿所TEL 045-561-2136

さて、本日は同期マネージャーが聞き手となり4年生のラストシーズンに懸ける熱い想いをお伝えするインタビューの第3弾をお送りします。
今回登場するのはWTB荒井・BR大山・HO岡田の3名です。慶應義塾中等部ラグビー部から志木高ラグビー部へ進んだ経歴を持つ3名に、これまでのラグビー人生について語ってもらいました。

<荒井史也(慶應志木・WTB)> 

ラグビーを始めたきっかけ
小学生の時は特に何かスポーツをしていたわけではありませんでした。
中等部に入学して何かスポーツを始めようと思った時に、大好きな祖父が好きなラグビーが部活動としてあることを知り、ラグビー部に入部したのがきっかけです。
初めてすぐ、「これは危ないスポーツなんだな。(笑)」と思いましたが、球技があまり得意でない自分でも足の速さを生かしてトライを沢山とれるので、どんどんハマっていきました。

中等部から志木高へ進学した理由
塾高よりも人数が少なくてこじんまりしているけれど、外部生が多く多様性のある校風に惹かれました。あと、緑豊かなところも好きでしたね。
中等部の男子はほとんどが塾高に進学しますが、志木高に進んだとしてもまた3年後に大学で会えるからまあ良いか、と思っていたので特に気にしていませんでした。(笑)


大学で體育會蹴球部に入部した理由
高校での引退が不甲斐ないものだったからです。花園の予選で浦和高校に負けて埼玉県ベスト8という結果で終わったのですが、副将として「もっと自分が身体を張ればよかった」「もっと自分が声を出せばよかった」と後悔が残っていたので
大学でも続けようと決意しました。


大学4年間で転機となった出来事
1年生の夏合宿です。
当時一番下のチームにいたのですが、体重やウエイトの数値が上がるまでコーチに練習を見てもらえない時期があってその時期が一番辛かったです。
最終日に自主トレーニングの成果をコーチに見てもらえる機会を与えられたのですが、そのメニューが全部重いものばかりで。 でも結果的にそのメニューをやり遂げられ、最後のバイクフィットネスのメニューで良い記録を出すことが出来たんです。
その結果を当時のコーチ陣に評価してもらえて上のチームに上がれたので、間違いなくこの時が転機ですね。


最上級生になって心がけていること
僕が下級生の時の先輩からはずっと「ミスをしてもいいからとにかく全力でやれ!」と言ってもらっていました。なので、僕も後輩にはそのことを伝えていますし、後輩たちのミスは僕らでカバーしていこうという気概でプレーをしています。

今までのラグビー人生を振り返って
慶應のラグビー部での10年間はとても充実していました。信頼できる仲間に出会えましたし、ラグビーという面白いスポーツに出会うことが出来て良かったです。
これまでラグビーへ一心に注いできた情熱をこれからも違う分野で持ち続けたいと思います。

伝えたいこと
もともと両親からは「危ないから」と中等部でラグビー部に入部するのを反対されていました。ですが、自分が活躍するようになり今では自分の一番のサポーターとして応援してくれています。10年間支えてきてくれた両親に感謝を伝えたいです。

ラストシーズンにかける想い
10年間の集大成、悔いのないように最後まで駆け抜けます!

<大山慧(慶應志木・BR)>

ラグビーを始めたきっかけ
中等部で何かスポーツを始めようと思っていました。父がラグビー経験者で、たまたま中等部のラグビー部の顧問の先生と知り合いだったことから、いろいろと話を聞き最終的にラグビー部に入部したことがきっかけです。

中等部から志木高へ進学した理由
もともと家も近いので、塾高に進学するつもりでいました。ですが志木高OBの父親が僕に志木高に行ってほしいと言っているのをたまたま耳にしてしまって(笑)気持ちが揺らいでいたところに、荒井から志木高へ行くことを告げられて。最終的に中等部ラグビーの仲間が一人でもいるならば、と進学を決意しました。


大学で體育會蹴球部に入部した理由
大学でも何か一つのことをしっかりとやり遂げようと思っていました。でもラグビーは高校で一区切り付けるつもりでした。
そんな時に塾高に進んだ中等部ラグビー部の同期から久しぶりに連絡が来て。「俺は大学でも今までやってきたラグビーをやるつもり」と告げられてから、考え直すようになりました。
考え直した結果、やっぱり続けたい、そして続けるなら體育會でしっかりとやりたいと思うようになり最終的に入部しました。

大学4年間で転機となった出来事
2年の菅平合宿での帝京大学D戦です。
入部してからずっと一番下のチームでしたが、ようやく2年の夏合宿でジュニアチームに上がることができて、初めての対外試合でした。この試合では脳震盪を起こしてしまったのですが、この試合を境に徐々に対外試合に出られるようになったので嬉しかったです。

大学で出会った39人の同期について
中等部ラグビー部も志木高ラグビー部も同期は20人弱だったので、最初はとても多いなと感じました。全員でまとまって行動することがなくなったことも最初はなれなかったのですが、一人一人色んな面白い考え方を持った同期ばかりで、これから先もずっと付き合っていきたい仲間が出来たと思います。

今までのラグビー人生を振り返って
大学の4年間は長いようですぐ過ぎてしまいました。気付いたら自分達の代の対抗戦が始まってしまっていました。後輩には11日大切に過ごして欲しいです。

伝えたいこと
中学からラグビーを始めて10年間、親の協力、サポートがあったから続けられることが出来たので感謝しています。

ラストシーズンにかける想い
ラストシーズン、悔いが残らないように日々全力で過ごします。

<岡田遼大(慶應志木・HO)> 

ラグビーを始めたきっかけ
幼稚園の年長で父親に連れられて地元のラグビースクールに通い始めたのがきっかけです。
サッカーとラグビーのスクール両方に遊びに行って、その当時はどちらでも良かったのですが父親がラグビーをしていたこともあり、ラグビースクールを選びました。

中等部では主将だったと聞きました
中等部ラグビー部のみんなは本当にラグビーが大好きでオフの日も集まって公園でタッチフットをするくらい、仲が良くいいチームでした。同期の中で経験者は僕を含めて4人だけだったのですが、周りを引っ張る立場にいたことで自然と選ばれた感じです。副将だった小宮山(大地・4SH)が戦術面でまとめてくれていたので、僕は精神面で軸になろうとしていましたね。

中等部から志木高へ進学した理由
僕は自宅が塾高よりも志木高のほうが近かったので、志木高もいいなあと漠然と思っていましたが、同期が行かないのであれば塾高に行こうと思っていました。
で、いざ進路用紙を提出する時になって大山から「俺と荒井は志木高に行くことにしたから」と言われて。ちょうどこのインタビューの順番ですね、志木高行きを決めたのは!(笑)


志木高から大学蹴球部へ
志木高での生活は楽しかったですが、ラグビー部の活動が本当にしんどかったです。
理不尽なことだらけでしたし、スポ魂漫画のようなというか、僕らの父親世代が受けていたような都市伝説みたいな練習で(笑)3年間本当に長かったです。
なので大学でも4年間同じような厳しい環境での練習をするのであれば、耐えられないと思っていました。
引退後に志木高出身で體育會のラグビー部に進んだ先輩たちが慰労会を開いてくれたのですが、そこで話している先輩方が全員かっこよくて。1年前までは僕らと同じように高校生だったのに、「厳しいこともたくさんあるけど、皆前向きに頑張ってやってるから」と語る先輩方が本当に大人に見えました。そこで大学蹴球部は成長する場なんだと分かって、そういう場で自分自身を成長させていきたいと思って大学でも続けることにしました。


大学4年間で転機となった出来事
2年の夏に網走合宿のメンバーに選ばれたことですね。中高と、割と1年生の頃からAチームでで続けられていたので大学でもCDチームくらいにはつけるかなと思っていました。でも現実は厳しく、1年生の頃はずっと一番下のチームでラグビーの練習もまともにできない1年でした。
2年に上がってたまたまHOにけが人が続出して、上のチームに絡めるようになり網走に行ったのですが、今までは雲の上の存在だったAチームの先輩との練習は日々勉強になりました。

HOもスタメン争いが激しいポジションですが
今まで中高と後輩にポジションを奪われる経験はありませんでした。3年の春にリハビリになってから、代わりに慶太郎(中本・3HO)が上がってそのまま定着したときは正直焦りましたし、悔しかったです。
ただそこで意地を張っても仕方がないので自分の弱さを認めて、後輩からも盗めるものは盗もうという心持ちで練習をしていました。 HOはセットプレーの核になるポジションですし本当にやりがいを感じています。

伝えたいこと
下級生の頃に先輩から、「今伸びないと3、4年ではほとんど成長しないよ。」と言われたことがあったのですが、そんなことはありませんでした。僕も3年の春に怪我をした時に少し気持ちが切れてしまいかけたのですが、自分を奮い立たせてまだまだ成長してやろうと頑張ってきました結果、今対抗戦にも出場できるようになりました。
後輩たちにも4年間ずっと成長し続ける気概で頑張ってほしいです。

後は、今自分がAチームの試合に出れているのが不思議なくらい周りのレベルが高く、見応えのある試合が毎試合続くと思うので、ぜひ会場まで見に来ていただきたいです!

ラストシーズンにかける想い

今までやってきたことを続けて、勝ちます!

次回の更新もお楽しみに!


慶應義塾體育會蹴球部