2016年11月18日金曜日

ラストシーズンに懸ける想いPart15

合宿所便りをご覧の皆様こんにちは!
いよいよ早稲田戦まで1週間を切り、スタッフも入念な準備を進めております。

そこで今回は前回に引き続きスタッフのインタビューをお送りいたします。
今年度女子スタッフを統括してきたマネージャー・トレーナーの3名です!


<安部杏奈(トレーナー・湘南)>



ー塾蹴球部に入部を決意した理由
両親の影響で幼い頃から慶應ラグビーの試合を見ていて、ずっとファンでした。
慶應に入学したからには、ただファンとして試合を見て応援するのではなく、内側から「大学日本一」という目標を達成するための手伝いをしたいと思い入部を決意しました。

ー今までの蹴球部での生活の中で嬉しかったこと・辛かったこと
女子トレーナーという役職自体毎年存在していたわけではなく、私の代までしばらく途絶えていた役職だったので、前例がない分大変なことも多かったです。特に入部当初は自分の頑張りが選手に還元していないのではと悩んだこともありました。
ですが、時が経つにつれ自分にテーピングを頼んでくれる選手が出てきたり、あまり上手くコミュニケーションを取れなかった選手が親しくしてくれるようになった時には本当に嬉しかったです。

ー蹴球部での生活で心がけていること
あくまでも主役は選手で自分はサポートする立場だということを忘れずに行動することです。トレーナーという仕事の性質上、選手に指導することが多々有りますがその際には常に相手の立場になって考えて「自分ならこう言われたら聞き入れるだろうな」と思うような伝え方をするように心がけています。

ー今年の早慶戦に懸ける想い
幼い頃から観戦していますが、このところ慶應が勝ったという記憶がありません。私が入部してからも引き分け・一点差で敗北と接戦が続いていますが勝ちきれてはいない現状があります。
ですから今年こそは勝って、試合終了後に皆が笑っている姿を見たいです。

ー今、伝えたいこと
まずは、途中入部の私と仲良くしてくれ、サポートさせてくれた同期にありがとうと言いたいです。加えて部活一筋の生活を支えてくれた親、蹴球部に入部して出会った全ての方に感謝の気持ちで一杯です。
選手の頑張りをずっと近くで見てきた身として、皆の勝つ姿が見れるよう最後まで全力でサポートしていきます!

<牛尾莉緒(マネージャー・慶應義塾湘南藤沢)>


ー塾蹴球部に入部を決意した理由
塾蹴球部の先輩でもある兄二人(牛尾文登さん・平成24年卒、牛尾駿史郎さん・平成27年卒)が幼い頃からラグビーをしていたこともあり、私以外の家族は皆ラグビーに熱中していました。当時はさっぱりラグビーの良さが分かりませんでしたが、食わず嫌いは良くないと思い、ラグビーを見るようになりました。ラグビーの魅力に気付いた頃に縁あって湘南藤沢高等部に入学したこともあり、大学では何かしらの形で蹴球部に関わりたいと思うようになりました。

ー今までの蹴球部での生活の中で嬉しかったこと・辛かったこと
嬉しかった思い出として一番に浮かんだのは私が1年生の時に正月越えを経験したことです。振り返ると当時は1年生だったこともありチームの勝利に自分が貢献していたとは思えませんが、それでもチームが日本一に近づいた瞬間を見ることが出来たことは本当に嬉しかったです。ですが、裏を返せば自分がしっかりとチームのことを見れるようになってから嬉しい勝利の経験を出来ていないということだと思うので、日本一を取って、”一番嬉しかったこと”を塗り替えたいです。
同期と衝突するときは毎回堪えます。思ったことを言わないと気が済まない性格なので、同期と意見が食い違うたびに気持ちにどう折り合いをつけるのか、そもそも折り合いをつけるべきなのか、毎回悩みますがはっきり意見を言ってくれる同期は大好きですし、感謝しています。

ー蹴球部での生活で心がけていること
心掛けているのは、先見性を持って起こりうる事象を想定することです。マネージャーは選手や他のスタッフと異なり、グラウンド外でのサポートが主になるので、常に先を見てチームを良い方向へ持っていくことが重要だと考えています。マネージャーの後輩に対しても、後輩たちには自分がやってきたこと以上のスタートラインから始めてもらいたいので、先を見た引き継ぎを心掛けています。

ー自分はマネージャーに向いていると思うか
正直なところ、向いていないと思います。笑 気が強い上に大学に入るまでずっとプレーヤー(テニス)だったこともあり、サポートという立場はとても難しかったです。
ですが、一般的なマネージャーという役職から連想する仕事以外にも様々な仕事をさせていただき、対外的にも部外の方とも沢山仕事をさせていただいた経験を通して多くのことを学ぶことができたためやってよかったと思っています。

ー4年目の早慶戦にむけて思うこと
いままで3つの代を経験してきましたが、4年生になって思うのは、どんな過程を経ていても結果で評価が決まるということです。今年の帝京大学戦・明治大学戦も善戦したという試合内容ではなく敗北した得点の記録しか残らないのが本当に悔しいです。
なので、早慶戦では勝ちきって「早慶戦に勝った代」になりたいです。
また、今年チケット担当をさせていただいているのですが、注文の度に激励のお言葉をくださる方々にもぜひ嬉しい結果をお届けしたいと考えています。

ー今、伝えたいこと
いつも口うるさい私でも頼りにしてくれる同期、部活動をする私を支えてくれた家族、今までお世話になった先輩方、厳しいことを言ってもついてきてくれた後輩たち、その他一緒に仕事をさせていただいた全ての方に本当に感謝しています。やはり日本一という目標を達成するかしないかには雲泥の差があると思っているので、大好きな今の代で目標を達成し後世に残る代になればと思います。マネージャーとして全力でチームをサポートして、勝って喜ぶ皆の笑顔を見たいです!

<樋口遥(マネージャー・慶應義塾湘南藤沢)>



ー塾蹴球部に入部を決意した理由
大学では体育会に入ることは最初から決めていていろいろな部活を見て回っていました。父がラグビーをしていたこともあり、蹴球部の入部説明会に参加した際に直感で「この部で4年間を過ごしたい!」と感じ入部を決意しました。

ー今までの蹴球部での生活の中で嬉しかったこと・辛かったこと
食事指導をしている部員の体重が増量した時は毎回やりがいを感じています。
「もっと炭水化物食べようね」とアドバイスして、その通り次の食事でおにぎりが追加されていたりするのを見ると嬉しいです!
先日の帝京戦のスクラムで慶應が押しきりターンオーバー出来た時には、今まで4年間の食事への取り組みがひとつの形に表れた気がしてとても嬉しかったです。
一方で立場も性別も違う中でお互いのことを理解し合い、ひとつのチームとしてまとまりを持たせることは難しかったです。
サポートという立場も男子と同じ部に所属することも初めてだったので、今までとは違う環境でどう部に貢献できるかを自分の中で確立するのに時間がかかりました。
今まで何回もミーティングでぶつかったりした同期とは、誰よりも共に過ごしている時間が多く今となってはまるで家族のような存在です。
この4年間は私の人生の中でもとても重く濃い時間になっているなと今振り返って思います!

ー蹴球部での生活で心がけていること
食事・栄養担当であることもあり、選手に食事指導する際には常に「選手目線に立って」アドバイスをするようにしています。無理やりではなく、選手の「食べたい・食べなければいけない」という自発的な思いを引き出すよう一人一人に合わせてかける言葉を変えるなど根気よく向き合うことを心がけています。
また、日々の些細なコミュニケーションが信頼関係を築くと考えているので互いの距離を縮めるためにも選手にはよく話しかけるようにしています。

ー自分はマネージャーに向いていると思うか
自分が頑張ることで人に影響を与えることができ、変えられることができるマネージャーの仕事には魅力を感じています。人のために動くことが好きなので、そういった意味では向いているのかもしれません。

ーマネージャーとして早慶戦に向けて思うこと
対戦校に関わらず、試合に対して完璧な準備を行うという点では、どの試合も変わりません。ですが伝統の一戦ということで沢山の方が訪れるこの試合ならではの特別感を出場する選手の力に変えられればと、観客動員活動にもより力を入れて頑張っています。

ー今、伝えたいこと
4年間を振り返ると本当にあっという間で、年々時間の流れが早くなっている気がします。現役・OB・ファンの方々などと関わり、部を運営していくという貴重な経験をさせていただき、本当に毎日が充実していました。4年前、入部説明会で感じた直感は間違っていなかったと思います。
この二度と帰ってこない充実した日々を悔いなく終われるよう、選手のサポートに励みたいと思いますし、後輩たちに何か少しでも残していければと思います!



次回の更新もお楽しみに!


慶應義塾體育會蹴球部